4741 コンピュータアカウントの作成
新しいコンピュータオブジェクト(マシンアカウント)が作成されたときに記録される。ドメイン参加の正規動作のほか、一部の権限昇格攻撃の足場にもなる。
概要
サブカテゴリは Audit Computer Account Management。新しいコンピュータオブジェクトが作成されると生成され、ドメインコントローラ上でのみ記録される。作成主体・コンピュータ名・主要属性が含まれる。
発生契機・方法
- マシンのドメイン参加、
New-ADComputer、djoinなどによるコンピュータアカウント作成。 - 既定では一般ユーザーも
MachineAccountQuota(既定 10 台)の範囲でマシンアカウントを作成できる。
セキュリティ上の確認事項
- 一般ユーザーによるマシンアカウント作成が悪用される攻撃がある。代表例が noPac / sAMAccountName スプーフィングで、攻撃者が作ったマシンアカウントの
sAMAccountNameを DC 名に偽装して権限昇格を狙う。想定外の作成主体(管理者でないユーザー)による 4741 は要注意。 - リソースベース制約付き委任 (RBCD) を悪用する攻撃でも、攻撃者制御のマシンアカウント作成が前段になる。直後のアカウント変更 4742(委任属性等の設定)と併せて追う。
ログレビュー時の注意観点
- 正規のドメイン参加で日常的に発生する。作成主体が管理者/プロビジョニングシステムか、一般ユーザーかで重み付けする。一般ユーザーによる作成を重点監視する。
MachineAccountQuotaを 0 にする運用なら、一般ユーザーによる 4741 はほぼ無くなり、検知が明確になる。
主なフィールド
| フィールド | 意味 |
|---|---|
New Computer Account\Account Name | 作成されたコンピュータアカウント |
Subject\Account Name | 作成を行った主体(管理者以外なら要注意) |
用語メモ
- MachineAccountQuota — 一般ユーザーが作成できるマシンアカウント数の上限(既定 10)。noPac 等の攻撃の前提になる。