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4738 ユーザーアカウントの変更

ユーザーオブジェクトの属性が変更されたときに記録される。アカウント制御フラグ(UAC)の変更など、悪用につながる設定変更を捉える。

概要

サブカテゴリは Audit User Account Management。ユーザーオブジェクトが変更されるたびに生成され、ドメインコントローラ・メンバーサーバー・ワークステーションのいずれでも記録される。変更後の主要属性と User Account Control フラグの状態が含まれる。

発生契機・方法

  • ユーザー属性の変更(表示名、アカウント制御フラグ、有効期限、UPN など)。
  • パスワードの変更/リセットは別イベント(4723/4724)だが、関連して 4738 も出ることがある。

セキュリティ上の確認事項

  • User Account Control フラグの危険な変更に注目する。例:「パスワードを必要としない (PASSWD_NOTREQD)」「パスワードを無期限にする (DONT_EXPIRE_PASSWORD)」「委任に対して信頼する (TRUSTED_FOR_DELEGATION)」などは、認証回避や委任悪用につながりうる。
  • 「事前認証を必要としない (DONT_REQUIRE_PREAUTH)」への変更は、AS-REP ロースティング(事前認証なしアカウントの応答を取得しオフラインでパスワード解析する攻撃)の足場になる。

ログレビュー時の注意観点

  • 属性変更は正規運用でも頻繁。変更された属性の種類(とくに UAC フラグ)に注目し、危険なフラグの有効化に絞ってアラートにする。
  • 変更前後の値が分かるとよいが、4738 は変更後の状態が中心。直前の状態は他の記録やディレクトリ監査と突き合わせる。

主なフィールド

フィールド意味
Target Account\Account Name変更されたアカウント
User Account Controlアカウント制御フラグの変更内容
Subject\Account Name変更を行った主体

用語メモ

  • UAC フラグ (userAccountControl) — アカウントの性質(無効、パスワード無期限、委任信頼など)を表すビット集合。危険な組み合わせは攻撃に悪用される。

参考