コンテンツにスキップ

Windows イベント ID 4609: Windows のシャットダウン

「Windows のシャットダウン」を表すために定義されたイベント。ただし Microsoft のドキュメントでは、このイベントは実際には生成されない(定義はあるが OS からは使われない)とされている点に注意が必要。

概要

サブカテゴリは Audit Security State Change。本来は起動を示す 4608(Windows の起動)に対応する「シャットダウン」の対イベントとして定義されている。しかし Microsoft Learn は、4609 は定義済みだが実際には記録されないと明記している。したがって、セキュリティログでシャットダウンを 4609 で検知しようとすると取りこぼす。

シャットダウンを実際に捉えるには

4609 は当てにできないため、シャットダウン/ログ採取の停止は次のイベントで捉える。

  • 1102(監査ログのクリア)ではなく 1100(イベントログサービスの停止) — セキュリティログの採取が止まる正規の停止点。シャットダウン時に記録され、実務上の「停止イベント」として機能する。
  • システムログの 6006(イベントログサービスの停止)/6008(予期しないシャットダウン) — シャットダウンの契機・正常性を補完する。
  • 4608(Windows の起動)の再出現 — 次回起動を示すため、直前のログの途切れと合わせて停止期間を推定できる。

セキュリティ上の確認事項

  • 稼働・停止のタイムラインは、46081100(+システムログ 6006/6008)で組み立てる。4609 の有無に依存しない。
  • 予期しないシャットダウン(6008)や、停止イベントを欠いたままの再起動は、クラッシュを狙った操作やログ回避の可能性として確認する。

ログレビュー時の注意観点

  • 4609 が「出ていないこと」自体は異常ではない(もともと生成されない)。シャットダウン検知のルールは 4609 ではなく 1100 やシステムログを基準に組む。
  • ログの空白区間は、4608 の再出現までを「停止していた期間」とみなし、他ホストや転送済みログで前後関係を補完する。

主なフィールド

固有のデータフィールドは持たない(そもそも生成されないため、実データを観測することはほぼない)。

参考